最初に針を刺す場所ですが歯ぐき(硬い部分)と粘膜(柔らかい部分)では粘膜の方が痛みを感じる部分(痛点)が少ないので最初の刺入部位は粘膜の方を選びます。
表面麻酔をして殆ど無痛になっているのですが更に痛みの出にくい場所を選びます。
この時血管を刺さないように注意します。血管には神経が近接してあるのでもし血管を刺すと痛みがあるばかりでなく注射液が血管にもれて効果がうすれてしまうからです。
歯科で行う麻酔は骨に効かさなくてはいけないので医科で使用するものより麻酔効果が高くなるようにエピネフリンを8万分の1の濃度で含有しています。
この際に刺す場所以外の場所(例えば唇など)を強くつかむと注意がそちらにそれて痛みを感じにくくさせることができます。
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