小児歯科でムシ歯の予防や歯並びの検査をしていくことで成長期のさまざまなお口の疾患を防ぐことが可能です。ムシ歯が無くても前歯の永久歯が上二本、下四本生えてきたら、小児歯科専門医に診てもらいましょう。



年齢別ケア
0〜1歳
乳歯がはえ揃う前
ほ乳瓶に砂糖を含んだ飲料や酸性度の強い飲料などを入れない。
歯がはえ始めたら(生後6ヵ月頃)、食事の後には湿らせたガーゼなどで
  歯と歯肉をふいてあげるとよい。
お母さんに歯磨きをしてもらってから寝るという習慣をつける。
2〜3歳
乳歯がはえ揃う頃
乳歯は、ほぼはえそろいます。
子ども自身で歯磨きを始めさせる。
  但し、必ず親が仕上げ磨き(8歳頃まで)をすること。
  歯間部は、フロスを使用すると良い。
よく咬むお菓子をたべさせてアゴと歯牙をきたえる。
市販のお菓子類、乳酸飲料や甘味飲料の与えすぎに注意。
シュガーレスのものを選んだり、手作りして砂糖は使わないようにする。
4〜5歳
乳歯がはえ揃った後
歯磨き行動の習慣形成とフッ素入り歯磨き剤の使用(ずっと継続)。
おやつを食べる時間と場所を決める。
かかりつけの歯科医を見つける
フッ素の塗布
6〜9歳
永久歯がはえ始める頃
<第一大臼歯(六歳臼歯)と上顎切歯の予防>
永久歯の奥歯で一番初めに生える第一大臼歯。
 噛み合わせを決める大事な歯だが、虫歯にかかりやすいので特に注意。
正しいブラッシング法を教える。
学校などでのフッ素洗口シーラント(奥歯の溝を合成樹脂などで埋める方法)なども利用
9〜11歳
永久歯に交換する頃
<上顎前歯の予防>
デンタルフロスの使い方を教える。
正しいブラッシング法とブラッシング圧を教える。
科学的な健康教育-歯垢の知識や間食など摂食行動の理解。
12〜16歳
永久歯がはえ揃った後
<第二大臼歯の予防>
歯垢・歯石や歯周病の知識など、健康について理解させる。







 
むし歯のできやすい部位
上の前歯の歯と歯の間
子どもの歯磨きのポイント


歯が生えたら歯ブラシを始めましょう
子供の頭をお母さんのひざの上にのせて磨きましょう
上の前歯の歯間部と奥歯の噛み合わせの面はより
  丁寧に磨きましょう
歯ブラシは小さなものから始めましょう